秋葉原でダブルクロスのコンベンション

秋葉原エンタまつりダブルクロスのコンベンションがあったので、行ってきました。
というか、榛名さんが、馴れ馴れしく図々しい人格だと思われているかもしれないが(特にオータムリーフ管や日記まわりで知り合った人には)、私は実は、はにかみやで人見知り、恥ずかしがりなのです。

そもそも、イエローサブマリンでチラシを見て、そのまま勢いで申し込んで、なんかのはずみで当選してしまい、昨日あわててルールブックを買って、一夜漬け。明け方5時くらいまで、ルールを読み込んで、いろんなシミュレートをして臨んだのだけれど、初心者だから、みたいな理由でとることになった「ブラム=ストーカー/ハヌマーン」の不良学生ハンドアウトで、まったく何もできず。と、いうのは、僕とTRPGをやったことある人ならわかるのだけれど、僕は白兵戦キャラがものすごく苦手なのだ。
前日に、どういうエフェクトをどう使うか、ものすごく考えたのだけれど、ひとっつもやりたいことできず、場に飲まれるし台詞は出ないしもう全然ダメ。俺が最悪だった。まだカオスフレアのが気楽だったなあ。ルールブックすら持ってないけど。

要は、僕は、白兵戦で、サイコロいっぱい振って、大ダメージを出すことに喜びを感じるタイプのプレイヤではないからだが。典型的第2世代TRPGプレイヤ。本当に、苦手だ。

GMはデザイナの矢野俊策氏だった。非常にわかりやすいマスタリングだった。

しかしながら、この手のゲーム、カオスフレア以来2回目だったけど、どうもF.E.A.R.関連のゲームには、メタプレイがすごく要求されると感じた。わかりやすいところでいうと、マスタ・シーンがある。これは、キャラクタが登場せず、マスタが演出するところ。FF4とかで「一方その頃」みたいな感じの。だから、プレイヤは知っているけれど、キャラクタは知らない、という情報が多くなりすぎると思う。また、たとえば、隠密尾行して、会話を盗み聞きするとかの場合、GMがしゃべっているから、わかっているのだけれど、キャラクタとしてはわからない(たとえそのシーンに登場していても、だ)わけで。それを、知っているという前提で話を進められてしまうことが多いのだ。盗み聞き前提なら、ハヌマーンの「蝙蝠の耳」を使うなどの説得力が欲しいと思ってしまう。
だから、ミドルフェイズで妙なエフェクトを使えず、僕の苦手とするタイプでキャラ立てが上手くできないとなるともうダメだった。情けない。システムにも慣れていないし、前述のようなメタプレイを嫌う僕としては、本当に、何もできなかった。キャラクタとプレイヤの、シナリオに対するドライビングフォースが一致しないから、どんどんキャラクタと自分が乖離していくのがわかる。


こうなってくると、この手のゲームで、初心者はとりあえずファイタ、みたいな思想はもう通用しないと思うわけです。昔のゲームは、肉体攻撃ならリソース使わないけど、魔法は選択肢も多いし、リソースを使わざるを得ないものが多かったため、考えなくてもとりあえずRoleをPlayできる戦士が推奨されることが多かった。でも、こういうゲームだと、肉体攻撃でもリソースを使わないといけない、まともに攻撃できないゲームでは、逆に白兵戦キャラで初心者は難しい。カオスフレアで、初心者だしフォーリナやっとけ、みたいなのはちょっと違う。


また、クイックスタートについてもちょっと考えるところがあった。コンベンションなので、時間に限りもあるし、簡単にできるのはいいことだが、だったら、申し訳程度にライフパスを選択したりという作業がいらないと思う。完璧にプレロールドのキャラのほうがいいかもしれない。中途半端。


同じ宅だったプレイヤ、ならびに、GMには申し訳ないけれど、何もできないとなってから、こんなことばかり考えていた。マジで俺にブラム=ストーカーはないわ。


まあ、コンベンションに参加して、プロのプレイングがどんなものかということ、あと個人的に、田中天氏に挨拶できたというのは、意味があったことなのだが。トークショウで、みんな爆笑してる中、俺一人だけひとっつも笑えずにいた。申し訳なくて、座り込んで隠れていた。気分も悪かったし(そら、朝5時まで起きてりゃな)。


ダブルクロスは、魅力的なシステムであるので、身内でキャンペーンやるんだったら楽しいだろうなあ、という気はする。腰を落ち着けて遊びたいシステムだ。まあ、今は誰とも遊ぶことはできないけれど。友達いないし。2週間に1回くらいの割合で集まれるとかなら、遊びがいがありそうだ。


ついでに、ダブルクロスのサイン会前、迷惑になるつってんのに、店内に並んでた人たちは少し考えたほうがいいね。